インターネットは便利な情報源であると同時に、子どもにとって有害なコンテンツも多く存在します。特にアダルトサイトやギャンブルサイト、暴力的なコンテンツなどは親として何としても防ぎたいものです。この記事では、DNSフィルタリングの仕組みを使って、Cloudflare Family DNSという無料のサービスで、子どもが有害サイトへアクセスできないようにする方法をご紹介します。
DNS（Domain Name System）は、ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みです。DNSフィルタリングとは、その変換の際に特定のドメインをブロックすることで、指定されたウェブサイトへアクセスさせない仕組みです。たとえば、「exampleadultsite.com」が有害サイトと判断されている場合、DNSフィルタがそれをブロックし、閲覧できなくします。
Cloudflare（クラウドフレア）は、インターネットのセキュリティとパフォーマンスを向上させる企業で、その中でも「Family DNS」という無料のDNSサービスがあります。このサービスは、有害なサイト（アダルト、ギャンブル、フィッシングなど）を自動的にフィルタリングしてくれるものです。
Cloudflare Family DNSには2つの種類があります：
1.1.1.3 および 1.0.0.31.1.1.2 および 1.0.0.2
1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「アダプターのオプションを変更する」
2. 使用中のネットワークを右クリックし「プロパティ」を選択
3. 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選び「プロパティ」
4. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」に以下を入力：
1.1.1.31.0.0.35. OKを押して設定を保存すれば完了です。
DNSのやり取りは通常プレーンテキストで行われるため、盗聴や改ざんの危険があります。CloudflareはDNS over HTTPS（DoH）にも対応しており、DNS通信を暗号化することで、第三者に見られるリスクを減らします。対応ブラウザ（ChromeやFirefoxなど）で設定することで、より強固な保護が可能です。
子どもを有害サイトから守るには、技術的な対策も重要です。Cloudflare Family DNSを使えば、家庭内のすべてのデバイスで簡単にフィルタリングを導入できます。DoH対応で安全性も高く、無料で利用できるため、今すぐ設定しておくことをおすすめします。