家のネットのギャンブル・違法・有害制限したい

家庭で子どもがインターネットを使う際、ギャンブルサイトや違法・有害なコンテンツへのアクセスを防ぐことは、現代の親にとって非常に大きな課題です。特にスマホやPC、ゲーム機を通じて、知らぬ間にこうしたサイトへアクセスしてしまうリスクは年々高まっています。

このような問題に対処するための方法のひとつとして、Cloudflare Family DNSという無料で利用できるDNS over HTTPS(DoH)サービスがあります。Cloudflareは世界中で使われている信頼性の高いDNSサービスを提供しており、「Family DNS」はその名の通り、家族向けに有害コンテンツをフィルタリングしてくれる仕組みが組み込まれています。

Cloudflare Family DNSとは

Cloudflare Family DNSは、Cloudflareが提供する2種類のフィルタリングDNSサービスです。

  • 1.1.1.3 / 2606:4700:4700::1113:マルウェアおよびアダルトコンテンツをブロック
  • 1.1.1.2 / 2606:4700:4700::1112:マルウェアのみブロック(アダルトコンテンツは許可)
DoH版としても利用可能で、以下のURLを使います:
  • https://family.cloudflare-dns.com/dns-query
このURLを使うことで、通信内容を暗号化しつつ、有害サイトをブロックすることができます。

設定方法

家のネットワーク全体で制限をかけたい場合は、Wi-FiルーターにCloudflare Family DNSを設定するのがもっとも効果的です。ルーターの管理画面からDNS設定を開き、以下のアドレスを入力してください:

  • DNS1(優先):1.1.1.3
  • DNS2(代替):1.0.0.3
これだけで、家の中のすべてのデバイスで有害サイトがブロックされるようになります。さらに安心のために、パスワードでルーターの設定画面をロックしておきましょう。

スマホ個別でも設定可能

家庭内のWi-Fi以外でも安全を確保したい場合は、スマホ自体にCloudflareのDoH設定を入れることもできます。iPhoneでは「設定」→「Wi-Fi」→「構成プロキシ」→「DNS構成」から手動設定可能です。Androidの場合は、「Private DNS」機能を使って、ホスト名に
family.cloudflare-dns.com
と入力すればOKです。

まとめ

ギャンブルサイトや違法・有害コンテンツから家庭を守るには、技術的な制限日頃の教育の両方が重要です。Cloudflare Family DNSは、無料で信頼できるフィルタリングを提供してくれる強力なツールです。ルーターやスマホに設定しておくことで、見せたくない情報から子どもたちを守る第一歩となります。今すぐ導入を検討して、安全なインターネット環境を整えてみてください。